今まで私の行ったどこにもない、穏やかで不思議なこの街で…愚かで尊い貴方の元で、たまにはこんな戯れを





「なんでさ……」
「あら、似合ってないかしら」
「似合ってないとか、そういう問題じゃなくて…おかしいだろ、どうしたんだよその制服」
「貴方が通っている場所の近くの衣服店で売っていましたが、何か?」
「……確かに、売ってるところはあるな、そういえば…でも、ああいうのって売ってくれるもんなのか…?生徒以外に」
「対価を払ったら、普通に売ってくれたという結果がここにあるのですから、そういうことでしょう」
不敵に微笑むカレン
「……そうかもしれないけど、いや、それ以前にどうしてそんなもん買ってるんだよ。必要ないだろ?」
「そうですね、ただの戯れです。面白そうでしたから」
「面白そうって…えっ!?」
「あら、どうかしましたか?」
「なっ、何やってんだよ!?あんた」
「何…といっても、私の腕を貴方の腕に絡ませてみただけですが…あぁ、体が触れ合ってしまっていますね。大丈夫です。気にしませんから」
「俺が気にするんだけど…」
「まぁ、そうなのですか?」
心底、驚いたような表情をするカレン
「でも、私は制服というものを着てますし、こういったものを着てこれから貴方が行こうとしているところと『同じところに行こうとしている人たち』に見られてもかまわないのでは?」
問いかけるようなその口調とは裏腹にその顔には堕天使の笑み
「……分かって言ってるだろ?アンタ……」
カレンは目の前で頭を抱える誰かに満足げの、天使のように綺麗に、悪魔のように残酷に微笑んで
「ええ」
その一言と共に『離さない』とでも言うように、腕をさらに深く絡めて、抱きついた。
これから先に必ずあるであろう奇異の視線と問いかけに頭を悩ませる様子を意地悪く楽しみながら……



『Mix Box』の凰牙様より、ノートPC復活、ネット復帰記念に頂きました。
Fate/hollow ataraxiaの導き手、堕天使シスター、可愛いところがあるのかないのか分からない。
しかし、どちらか片方だと思うと、カウンターをもらうこと必至な歪ヒロイン、カレン・オルテンシアを頂きました。
僕が彼女にハマッていることを知っていたので、このようなものを送ってくださりました。
ありがたいことです。
例によって、僕が勝手に書いたテキスト付きです。
いつの間にか、これがデフォに…いいのか?(汗)
絵はこんなにも綺麗なのに、テキストはほのぼの(?)ブラック風味
しかも、紫陽花に全く、触れていません。
凰牙様、イメージ違ったら、すいません。



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